書類の裏側にある信頼:実務で大切な3つの
皆さん、こんにちは!法務士の朴宰一です😊
最近、国際的なM&A案件が一段落して、少しホッとしているところです。こういう大きな取引を成功させるには、もちろん戦略や交渉力も大事ですが、実は地味〜な「書類」の力が本当に大きいんですよ。
特に韓国の企業法務で頻繁に出てくる、だけどその重要性が見過ごされがちな3つのキーアイテムについて、今日は僕の実体験を交えてお話ししたいと思います。
まず一つ目、「법인등기부등본」(法人登記簿謄本)。これは会社の戸籍謄本みたいなものですね。法人格がいつ成立し、誰が代表で、どんな事業をしているか。これがなければ取引の入り口にも立てません。僕が初めて日本の企業と提携した時、先方がこの謄本を隅々までチェックしていて、改めてその信頼性の高さを実感しました。最新版であることはもちろん、記載内容に誤りがないか、常にチェックする習慣が大切です。
次に「사용인감계」(使用印鑑届・使用印鑑申告書)。これは、その会社が「このハンコを正式に使いますよ」と宣言する書類です。特に大きな契約や金融取引では、これがセットで求められます。以前、急ぎの契約で担当者が誤って古い印鑑の届出書を出してしまい、契約が数日遅れたことがありました。小さなミスですが、ビジネスのスピードを考えると致命的になりかねません。この書類は、会社の意思決定の「正当性」を担保する、非常に重要な役割を担っているんです。
そして最後に「거래명세서」(取引明細書)。これは法務というより経理や営業の領域だと思われがちですが、M&Aのデューデリジェンス(適正評価)では、これが会社の「実態」を物語る重要な証拠になります。売上や仕入れが本当に発生しているのか、継続性はあるのか。謄本や契約書が形式的な「顔」だとすれば、取引明細書は会社の「体温」や「血流」を示すもの。これらが整合しているかを確認することで、初めてその会社への信頼が生まれます。
結局のところ、これらの書類はすべて、相手に「私たちは信頼できるパートナーです」と伝えるためのツールです。形式的な手続きだと軽視せず、一つ一つに会社の誠実さが宿っていると思って扱ってみてください。それが、スムーズで安全な国際取引への第一歩になりますよ!😉✨
執筆者プロフィール
朴宰一(40代・法務・弁護士)
40代後半の韓国の法務士。大手企業の法務部門を経て、現在は独立し国際的なM&Aやコンプライアンス案件を扱う。外向的で人との交流を好み、週末は妻と世界各地を旅するアクティブな生活を送る。常に新しい知識を追い求め、ブログでは専門知識を分かりやすく解説することに情熱を注いでいる。
専門分野: 韓国法律,国際商取引法, 法人登記,企業コンプライアンス, M&A法務, 危機管理, 欧州法
執筆スタイル: 論理的かつ明快な構成で、難解な法律用語を平易な言葉に置き換えて解説する。読者への語りかけが多く、外向的な人柄が反映された親しみやすい文体が特徴。
